夏をイメージするものって言ったらみなさんはどんなものがあるだろうか?海や川、バーベキューや花火大会、浴衣やかき氷など、さまざまなものがあると思うがここは一つ、最近では無料でも簡単に手に入り、もっとも原始的な涼を取る道具、うちわ制作にスポットを当ててみようと思う。
まずはうちわの歴史だが、これが意外と古く、紀元前2、3世紀頃にはすでにあったという。これは古代中国の記録やエジプトの壁画にも描かれているのだそうだ。よくテレビなどで古代エジプトの再現VTRを見ると家来が王様や王女様に対して巨大なうちわのようなものを扇いでいるシーンがある。
昔からうちわは単純に暑い時に涼しい風を発生させる道具としてだけではなく、儀式や祈祷、占いなどにも使用され邪気や悪霊を祓ったり、霊気を呼び寄せる道具として特別なうちわを使用してたのである。
古来から世界各地でうちわのようなものが使われてきたが、ここ日本では独自に発展したものが日本の伝統工芸品として未だに根強く残っており、京都や四国の丸亀市、また千葉などでもその土地の伝統的なうちわが受け継がれており、味のある逸品を職人が丹誠込めて制作しているのである。